Lookerで作成したダッシュボード(または使用しているデータ)を共有する方法あれこれ #looker
こんちは。DA事業本部@大阪オフィスの玉井です。
BIツールで作成したダッシュボードは関係者に共有することが多いと思いますが、もちろんLookerにも共有機能はありまあす!というわけで、Lookerで作成したダッシュボードの共有の仕方をご紹介します。
作業環境
- Windows 10 Pro
- Google Chrome 77.0.3865.90
- Looker 6.20
1回きりの共有(ワンショット)
現在のもの
これは単純。URLを共有します。ダッシュボードを開いた時に、Webブラウザに表示されているURLを共有しましょう。
任意の時のもの
上記は「いま現在の状態」のダッシュボードしか見ることが出来ません。フィルタ等を操作した「その時の状態」のダッシュボードを共有したい時は、別の方法をとります。
データをダウンロードして共有する
ダッシュボードを開いて、右上の歯車アイコンを選択します。
PDFかCSVか選択できます。PDFファイルを選択した場合は下記のメニューが出ます。ファイル名やPDFサイズを選んでダウンロードしましょう。メニューにもありますが、そのままWebブラウザで開くこともできます。
Single column format
をONにすると、Lookが縦一列に並びます。
Expand tables
は、スクロールするテーブル表のLookがある場合、スクロール分で隠れている分も全て展開します。
CSVの場合、別途メニューは存在せず、zip圧縮されたデータのダウンロードがいきなり始まります。
直接送付する
上記と同様、歯車メニューからSend
を選ぶと、ダッシュボードを直接相手に共有できます。
送付先(サービス)が豊富なところがLookerの特徴ですね。Looker Actionで設定を追加することにより、連携先をさらに増やすことも出来ます。
下記はメールを使用してみた時のものです。送付形式はVisualization
を選択。メールの文章はInclude a custom message...
を有効にして、そこに書き込んだものとなります。
ちなみに、メール機能を使うために、別途SMTPサーバーの用意・設定をする必要はありません。
定期共有(スケジューリング)
「関係者に毎週月曜日の朝に送りたい」みたいな、定期的な共有をしたい時が往々にしてあると思います。もちろん共有のスケジューリングもできます。歯車メニューからSchedule
を選びましょう。
先程のSend
にスケジュール機能がついた形になります。設定項目は読んだままのものばかりで基本的には簡単です。一つ面白いのは、スケジュールジョブが発動するトリガーを、定期的なものではなくDatagroup update
に変更できるところです。これはダッシュボードの元となっているLookMLで定義されているDatagroup
に更新があったとき(ざっくりいうと定義されているデータに更新があったとき)にダッシュボードが共有されるようにできる…というものになっています。
細かいですが、事前に送信テストできるのがいい感じですね。
おわりに
今回の共有機能については、下記にリンク先のインフォグラフィックでまとめられているので、そちらもチェックしてみてください。